サウナの楽しみ方
一般的なサウナの入り方や、その効果、注意点をご紹介します。
水分補給からクールダウンまで、サウナを利用するときの流れを確認しておきましょう。
サウナの入り方
水分補給
サウナではたくさん汗をかきます。脱水症状を引き起こさないためにも、多めに水分補給をしましょう。
体と頭を洗う
サウナに入る前に、シャワー室で体と頭を洗いましょう。皮脂を洗い流すことで汗をかきやすくなります。
サウナに入る
温度や湿度にもよりますが、初めは5~8分を目安に、無理のない範囲で入りましょう。
サウナは座る位置が高いほど体感温度も上がります。熱いと感じたら、無理せず横になって熱さを調節しましょう。
水風呂に入る
サウナを出たら、水風呂に入ります。目安は2分程度です。水風呂が苦手な方はぬるま湯でも、シャワーだけでも大丈夫です。
休憩
お風呂から出たら、体を拭いて休憩スペースへ。バスローブを着て、リラックスできる姿勢で、水分補給をしながら休みましょう。
休憩の時間が『ととのう』時間になります。
これを2~3セット
繰り返して行うことで最高の
「ととのい」を体験できます。
最後の水風呂から出たら、しっかり体を拭いて再び休憩スペースへ。リラックスできる姿勢で、しっかり水分補給をしつつ10分程休んでから、着替えて個室を退出しましょう。
ロウリュウの楽しみ方
ロウリュウとは、サウナ発祥の地であるフィンランドのサウナ入浴方法で、ストーブの上で暖められたサウナストーン(香花石)に水をかけて蒸気を発生させること。
蒸気がサウナ室内の湿度を上げることで、体感温度が上がり、発汗が促されます。それにより身体の新陳代謝、活性化の促進が期待できます。
ひとり占めサウナでは、ロウリュウもひとり占め!
ストーブの横にある桶の水を、サウナストーンにかけて「セルフロウリュウ」をお楽しみください。
サウナの効果
体への効果
自律神経がととのう
睡眠の質がととのう
疲労を回復
お肌がととのう
心への効果
リラックス効果
また、サウナストーンに水をかけた直後の「じゅわ〜っ」という音を聴くこともリラックス効果があると言われており、相乗効果が期待できます。
幸福感の創出
サウナでしっかり体が温まったあとは水風呂に入ることが一般的ですが、サウナと水風呂を繰り返す「温冷交互浴」は、脳内に多幸感を感じさせてくれる3つの物質の分泌を促してくれます。
- βーエンドルフィン
モルヒネのような鎮痛作用や、不安軽減の作用があります。 - オキシトシン
ストレスを軽減して幸福感を感じる脳内ホルモンです。 - セロトニン
うつ状態を軽減し、気持ちを安定させる作用があります。
脳内で幸せを感じる物質が大量に放出されて、リラックス状態で幸福感を感じることを、サウナ好きの間では「ととのう」「ディープリラックス」「MAD MAX」と呼びます。
フィンランドでは「女性がもっとも美しいのは、サウナをでた後の1時間」ということわざもあるくらい、サウナは心身ともに良い効果があるのです。
サウナに入る前の注意点
サウナで体の不調や脱水症状を起こさないためにも、いくつか注意すべきことがあります。続いては、サウナに入るときの注意点を確認しておきましょう
1.体調不良時、飲酒後・食後すぐの利用は控えましょう
体調が優れないときや疲れがひどいときは、サウナの利用は控えてください。無理に入って体温を上げたりたくさん汗をかいたりすると、立ちくらみや脱水症状などのリスクが高くなってしまいます。持病のある方、妊娠中の方、10歳以下の子供も、利用をおすすめできません。
アルコールには利尿作用があり、飲酒後は普段より脱水症状を起こしやすい状態のため、飲酒後のサウナの利用は避けましょう。また、食後すぐのサウナの利用も避けてください。食後は消化のために消化器系に血液が集中しますが、サウナで血流が促進されて消化器系の働きが低下しやすくなります。食事をしたら、1〜2時間空けてからサウナに入るようにしましょう。
2.積極的に水分補給をしましょう
発汗作用のあるサウナでは、1回入るだけでも大量の汗をかきます。サウナを利用する前、休憩中、出た後は、十分な水分補給を心掛けましょう。
3.サウナは5~8分を目安に入りましょう
サウナに入る時間の目安は5分~8分程度が目安。初めての方は、5分程でも大丈夫です。自分のコンディションと相談しつつ、無理のない範囲で入りましょう。
4.頭皮と髪を守るためにサウナハットを被りましょう
サウナは高温で乾燥しやすいため、頭皮や髪が傷むリスクがあります。髪や頭皮へのリスクを軽減するために、サウナハットを被ることをおすすめします。サウナハットをお持ちでない方は受付で販売していますので、ご利用ください。